Akihito Ikeda

鹿児島.mk#19に参加して「What is a DAO ?」という発表をした & DAOとSFについて

posts/2021-07-31diary

鹿児島.mk#19に参加した。イベントページはこちら -> 鹿児島.mk #19 オンラインLT大会 - connpass

今回はオンラインLT大会ということで、最近自分の中でまた盛り上がっているブロックチェーンのことを少し喋ってきた。 資料はこちら -> What is a DAO ? - Speaker Deck

ブロックチェーンについておしゃべりできる人が身近に増えるといいなと思っているので「DAOってなんだお」みたいなことを喋った。5分LTだったので表面的な内容に留まってしまったけど(十分な発表時間があれば表面的でない内容を発表できるのかは謎)、チャットの反応をみた感じだと興味を持ってもらえたようでよかった。 ただDAOそのものよりも、発表の中で紹介したDeFiについてのほうがより興味をひいたっぽい感じもあった。 ふわふわしてよくわからないDAOよりも、実際に存在する金融サービスとしてのDeFiの方がより身近だし、お金も稼げるとなれば興味を引くのは当然かもしれない。

ぼく自身はDeFiよりもDAOそのものに興味があって、最近は特に「DAOを使って行政/国家/民主主義をよりよくする」みたいなトピックに興味がある。 「行政/国家/民主主義そのもの」とか「社会のありかた」みたいなものにもともと興味があったわけでも、「社会をよくしたい」みたいな熱いパッションがもともとあったわけでもなくて、単純に娯楽的というかSF的な楽しみ方をしているのに近いと思う。

SFって「ファーストコンタクト」とか「現実にはない超技術」みたいなものが登場するときに、「ファーストコンタクト/超技術」というアイディアそのものが描かれるだけではなくて、その影響によって社会/人間がどのように変容したかが描かれているのが面白いところだと思っていて、「DAOを使って〜」にも同じ類の面白みを感じている。 そういう意味ではまだまだコンテンツを消化しているだけのパッシブな行いにすぎない。

そもそも行政/社会/国家/民主主義みたいなものにあまり興味がなかったので、DAO云々の前に素養が欠けてていろんな言説をすんなりとは理解できないのがくやしいところで、「ハードSFを楽しむための基礎素養がない」みたいな感じ。もっと楽しむために足りない知識をたくさんゲットしていきたい。そしてアクティブな行いに転換していきたい。。

SFになぞらえたせいで「DAO = SFに登場するギミック」のように受け取られてしまって、下手すると「DAOによるあれこれ = 絵空事」だと思われてしまうかもしれないけど、そうではないということは改めて書いておきます。

今回の鹿児島.mk#19は参加人数が結構多くて(21人!)、宮崎のコミュニティからも参加者がいた。どの発表も素晴らしかったしとても良いイベントだった〜。参加した皆さんおつかれさまでした!

© Akihito Ikeda - Last update 04.03.2024 00:58.