会社の年末総会で印象的だったこと
12/27に会社の年末総会に参加してきた。お台場にある映画館の1スクリーンを貸し切って新作映画の制作発表会をやるという建て付けで、あらゆる趣向が凝らされていてめちゃくちゃ面白いイベントだった。
当日の様子はこちら。イベント自体も面白かったし、懇親会で色んな人たちと顔を合わせてお話しできて本当に楽しかった。企画運営に関わった皆様本当におつかれさまでした。
全体を通してひときわ印象に残ったことがあるので書いておきたい。
機械学習に詳しいWさん(研究をやっているので”詳しい”みたいな雑な表現は失礼だけど)と話していた時に、Wさんが言った「わからないこと・やりたいことがあったらいつでも言ってください。一緒に考えますから!」という言葉。お酒も飲んでいたし会話中の1フレーズなので細かいニュアンスは違っているかもしれないけど。
「教えるから何でもきいて」みたいな言葉はよく耳にするし、それもとてもありがたい言葉には違いない。しかしそれとは少し違ったAさんのこの表現にはより本人の人柄を感じたというか、その分野の広がりと深さをよく知る研究者であればこその誠実さを感じたし、確たる実績を重ねており僕とは大人と子供ほどの知識・経験差があるのはもちろんのこと、会社内でもその分野にもっとも精通した専門家のひとりであるという立場にあってなお、一抹の傲りも虚栄も感じさせないばかりか、授けるのではなく伴走せんとする態度を示す表現がスッと出てくるところに感銘を受けた。素直に人として尊敬してしまった。
あまりに感銘を受けたので総会が終わって空港から帰るバスの中で同僚にこのエピソードを話してしまった。家に帰ってからは妻にも話した。言葉がわかるようになったら子にも話そうと思ってる。