Akihito Ikeda

バーチャル鹿児島オフィスを作りました

posts/2020-12-15diary

このポストは GMOペパボエンジニア Advent Calendar 2020 - Adventar の15日目の記事です。

14日目は @kitkatayama さんの 『“まだ”強くないエンジニアがペパボに転職して1年が経過しました。 』でした。


はじめに

@akht といいます。GMOペパボではCTO室鹿児島オフィスチームに所属していて、普段はホスティング事業部のみなさんとロリポップ!やヘテムルといったサービスの開発運用をしています。

GMOペパボ鹿児島オフィスについて

鹿児島オフィスは2019年2月に開設された開発拠点です。鹿児島オフィスについては以下の記事が詳しいです。

バーチャル鹿児島オフィスを作りました

本題です。そんなGMOペパボ鹿児島オフィスのバーチャル空間をclusterで作りました!

バーチャル鹿児島オフィス1 バーチャル鹿児島オフィス2 バーチャル鹿児島オフィス3

KagoshimaOffice|バーチャルSNS cluster(クラスター)

↑公開しているので遊びに来てください!

開発ツールにはUnityを使っています。Unityははじめてでなにもわからなかったので、制作初日は画面を思い通りに動かすことができないし、空間の裏表や上下左右がわからなくなってとにかく酔いました。

まだ設備は何もありませんが構造はほとんど再現していて、ペパボのロゴと名物の黒板もあります!

なぜ作ったか?

ペパボには東京・福岡・鹿児島の3つのオフィスがあります。今年4月に @tichise さんによってバーチャル東京オフィスが作られました。

ペパボのバーチャルオフィスをclusterで作った. GMOペパボの非公式バーチャルオフィスをcluster上に作りました。

それから数ヶ月が経ち、社内イベントの会場としてこのバーチャル東京オフィスが使用されることになりました。その時、物理オフィスは3つあるのにバーチャルオフィスは1つしかないという事実に気づいてしまいました。そしてとりあえず作ってみようと思ったのです。あとその時はたしか締切が近いタスクがあったので、テスト前に掃除を始めてしまうのと同じ境地にあったのかもしれません。気づいたらUnityをセットアップしていました。

上記の@tichiseさんの記事にもあるように、弊社では1月後半から在宅勤務がはじまっており、現在も原則として在宅勤務体制となっています。毎日顔をあわせていたパートナー(社員)とはほとんど会わなくなり、それまで鹿児島オフィスで毎月開催していたイベントやその他のイベントもオンラインでの開催に移行し、すこしさみしくもあります(もちろん在宅勤務によるメリットも大いにあります)。

「エンジニアの地方拠点としての役割にとどまらず、最先端のテクノロジーをキーワードに人や企業をつなぐハブとして地域活性化と雇用機会の創出に貢献」することを目指している鹿児島オフィスでもありますし(上記プレスリリース参照)、ぼく自身もさみしさを感じているのもあって、わいわいやれるバーチャルオフィスを制作するのは当然の帰結であったように思います。

バーチャル鹿児島オフィスの今後の構想

まだまだバーチャル空間としてのクオリティが低いのでもう少し作り込んでいきます。しかしやはりバーチャル東京オフィスの二番煎じ感は否めません。ということでいくつかの案を考えています。

バーチャル鹿児島オフィスでイベントを行う

これまでやっていたイベントをこのバーチャル空間で開催してもいいですし、なにかバーチャル空間ならではの新しい催しを開いてみたくもあります。物理鹿児島オフィスは、ITエンジニア・ビジネスパーソン・アーティスト・学生などいろんな人々が集まる場所でした。バーチャル鹿児島オフィスでもそんな場所を目指したいですし、地理的制約がないメリットを生かしてより多様な人々が集まる場所になればいいと考えています。

オフィスの外の世界も再現する

オフィスの外にひろがる鹿児島市を再現したいという野心的な目標があります。駅や商業施設、観光名所、桜島や甲突川といった自然まで再現されたミラーワールドがあったら楽しそうじゃないですか(ミラーワールドというワードはかっこいいので言ってみたかっただけです)。あらゆることがこのバーチャル空間上で可能になります。

鹿児島市の再現についてはある目的もあります。在宅勤務が長くなるにつれ自宅で仕事をするのにすこし飽きてしまいました。気分転換のためにたまに物理出社してみるとかなりの効果がありました。しかしなぜ物理出社が気分転換になるのか?街の活気に触れるから?通勤のために歩くから?日光を浴びるから?普段と違う景色だから?普段と違う匂いがするから?普段と違う音がするから?物理出社という一連の行為のどこに本質的な効能があるのかを検証するためにバーチャル空間に街(通勤路)とオフィスを再現したいのです。通勤路だけを作ってしまうとぼくの自宅がモロバレになってしまうので、街全体を再現しようというワケなのでした。

長渕剛のライブをやる

鹿児島出身の偉大なアーティストなので。

おわりに

これまで触ったことのなかったUnityやVR的な要素に触れられたとても楽しかったです。同時にめちゃくちゃ大変でもありました。まだ箱ができただけで、その箱の中では何も行われていません。伸び代しかないということですね!

ぜひバーチャル鹿児島オフィスに遊びに来てください!

KagoshimaOffice|バーチャルSNS cluster(クラスター)


明日の GMOペパボエンジニア Advent Calendar 2020 - Adventar は @atani さんです!

© Akihito Ikeda - Last update 04.03.2024 00:58.