Akihito Ikeda

2020年10月11日

posts/2020-10-11diary

午前中はだらだらして、午後から買い物にお出かけ。春山町というところにある「MATHERuBA」というお店に行った。市内からそう遠くはないけど車ですれ違うのが大変な小道をそろりそろり進んだ先の少し奥まったところにある。 去年来た時はプレゼント用に子供用靴下を買った。その時は他の客は誰もいなくてそりゃこの場所ではなぁーと思ったけど今日はとても盛況だった。広い庭のような部分で小さい子供が遊んでいたり、併設されたカフェにも客がたくさんいて、外のテーブルで勉強している学生らしき客もいた。 目的のお店はいわゆる雑貨屋なんだけど、こういうお店に置いてある小洒落ていたりクオリティ高そうなオーラを放ってる雑貨って、お店にセットで並んでるといい感じなんだけど、その中から一点買って自宅で使ってる様子を想像すると、これだけあってもなあ〜みたいな気持ちになって結局買うまではいかない。 引っ越しとかで必要なものを一気に調達するぞ、という機会にはすごくいいのかもしれないけど。 少しずつ置き換えていくということができない性分なのか、少しずつ置き換えていく過程で慣れによって新鮮味が失われてしまうから結局こういうものを買う意味がないことを悟ってしまっているのか、そのどちらでもあるのかもしれない。 そもそも商品そのものが「これまでになかった全く新しい便利なモノ」というものではなくて、「今使ってるアレがちょっとお洒落でクオリティが高くなったモノ」という感じなので、よっぽど好みにピンズドでなければ購入までは至らない感じがある。

そのあとは武にあるお店に行った。置いてあったお香がよさそうな感じ。店主曰く、生活の中で1分でいいから頭をからっぽにしてリラックスする時間をとることが大切で、そういう時間のときに使うといいとのこと。たしかによさそうなのでセールストークにのっかった。このお香は昔から地味なパッケージ(よくあるお線香みたいな)で販売されてたらしいけど、少し前にパッケージをしゃれたものにリニューアルしたら途端に売れ出すようになったらしい。 「たしかに線香みたいなパッケージだと、リビングとかでお香として使っていいのか、それとも仏壇でだけ使うやつのかわからないからなかなか買えないかも」ということを話しながら、お香をたくためのお皿と、玄関に置くための観葉植物を探しに次の場所へ移動。

お皿を探していると、白くて楕円系で少し深さのある小皿がふと目にとまった。10枚くらいが陳列されていて、よく見るとどれも形が微妙に違っていて不揃いだし歪な曲線を描いている部分もある。手づくりの趣と有機的な魅力がある小皿だった。全部並べてこっちの歪みがいいとか真横から見るとこっちの表情がいいとか選んでいると、これが「しょうぶ学園」で作られた作品ということがわかった。めちゃいいじゃんということで厳選した1枚を購入。いいお皿が手に入った。

次は観葉植物を手に入れようと店員さんに育て方や生育環境について話を聞きながら色々迷ったけど、今回は見送ることにした。別に急ぐ必要もないし鹿屋に有名な植物屋があるらしいのでそっちにも行ってみたい。

夜ご飯は色々さまよった末に牛太郎に行った。ラスト1席っぽくてラッキーだった。いつもは必ず白米をもりもり食べて満足して眠くなるというのがお決まりだったけど、今日は帰ってやらなきゃならないこと(土日でやろうと思っていてやれていない数々のこと)が山盛りだったので眠くなるわけにはいかない、ということで強い心をもって白米の注文を見送った。試みはうまくいったようで、おいしくお肉を食べて満腹満足なのに眠くならない。完全に勝利した。

帰宅してお香をたいてみた。すごくいい感じ。戦略的焼肉によって眠くもないから安心して目を閉じることができる。マインドフルネス的リラックスができたような気がする。土日やろうと計画していたあれこれはほとんど無進捗。でもお出かけ楽しかったし気に入ったものがいくつか手に入ったし満腹だしでとてもよいリフレッシュになった。やらなきゃならないことは今からがんばってやっつければいい、ただそれだけのこと…。

© Akihito Ikeda - Last update 04.03.2024 00:58.