PoW,PoSはコンセンサスプロトコルではなくシビルコントロールメカニズム
ブロックチェーンのPoW(proof of work), PoS(proof of stake)はよくコンセンサスプロトコル(コンセンサスアルゴリズム)だと言われるが、厳密に言うとそうではなく、シビルコントロールメカニズムあるいはシビル耐性スキームというものらしい。 ここでの「シビル」は「Sybil」で、PoWやPoSはシビル攻撃(Sybil Attack)への耐性を得るためのものである、ということだ。
https://ethereum.org/en/developers/docs/consensus-mechanisms/#sybil-resistance—chain-selection にもちゃんと書いてあった。
PoWやPoSはそれ単体ではコンセンサスに到達できない。チェーン選択ルール(chain selection rule)と組み合わせることでコンセンサスメカニズムになる。 チェーン選択ルール(なんかいい訳があるのかな?)とは、分岐したチェーンのなかでどれを正当とするかを決めるためのルールで、BitcoinとEthereumでは「一番長いチェーン」を選ぶことになっている。