たんすの肥やし、廃材、ワンシーズンだけのつもりで
松元にある「たんすの肥やし」に行ってきた。古道具とか置いてあっていい感じの雰囲気。ギャラリーもあって、今はashの展示をしているみたいだった。結構お客さんがいて賑わいがあった。
木彫りの熊がたくさん置いてあって、そういえば欲しいんだったと思い出したので色々みてみたけどピンと来るものは見つからず。あんまり写実的というか具象的なやつよりもどちらかというと抽象的で熊という存在を丸めた感じのものが今は欲しい。そうだなければ自分で作ればいいじゃんと気づいて、ちょうど自宅周辺の区画整理で解体作業をあちこちでやってることだしワンチャン廃材をもらえたりしないかと図々しい企てをしている。
他になにか買おうと思ったけどなかなかこれというのが見つからず、結局コーヒーとソフトクリームをいただいて帰った。
なにかものを買うとき「これを一生つかうぞ」みたいなスタンスで臨んでしまうのでなかなか買う踏ん切りがつかないというめんどくさい癖がある。たとえば服を買うときもすごく悩んで選ぶのに時間がかかる。そうしてるといつもYに「別にこれを一生着るわけじゃないんだから。ワンシーズンだけ着るつもりで見なよ」と言われる。はじめてYからそう言われた時にハッとして、ようやく自分のそういう傾向を自覚した。
服以外の何に対してもそういう傾向がある。あと基本的に「買うもの=気に入ったもの=ヘビロテする」という図式になってしまってる。買おうとするものをずっと大事にするつもりなんだと言えば聞こえがいいけど、実際に買ったあとはそのことを忘れてることも多いし(買ったものを大事にするのは買う前にどういうつもりだったかとは別だし)、もちろん一生使うつもりで選ぶべきものはちゃんとそうする。今日みたいにギャラリーで記念になんかお手頃なアイテムを買って帰るみたいなことが下手で、後になってなんであのとき買っておかなかったのかと後悔することが多い。このごろはYがさっき書いたみたいなことを横から言ってくれるから前よりもだいぶ買い物が上達したとは思うけど、これを書きながら「あーギャラリーであれ買っておけばよかったなああ」と今まさに後悔しているところ。